琉球舞踊とは
琉球舞踊 組踊とは

琉球舞踊 組踊とは

琉球舞踊とは

琉球舞踊は、沖縄が琉球という王国を形成していた時代の宮廷芸能が元になっています。
明治時代に入り沖縄県になると、那覇や首里の街に芝居小屋が誕生し、宮廷芸能はその小屋で披露されます。時代の変遷とともに、 お芝居や新しい舞踊も生まれ娯楽として繁栄していきます。また、戦後はお稽古事として普及し、 現在に伝承されてきました。
現在は、琉球時代の宮廷舞踊を祖にもつ「古典舞踊」
    明治以降に生まれた舞踊を「雑踊り」
    戦後、舞踊家によって作られた新作を「創作舞踊」と称しています。

2009年には国の重要無形文化財の指定を受けています。

組踊とは

琉球舞踊の身体表現、「唱え」というセリフ、三線を中心にした琉球古典音楽を総合した 古典劇です。
1719年、当時の踊奉行玉城朝薫によって創作され、尚敬王の冊封(即位式)で初演された と伝えられています。
琉球の故事を題材に、能楽や歌舞伎などの影響もうけているといわれ、独自の表現様式を持つ芸能です。
演者は、登場人物を演じる「立方(たちかた)」、音楽を演奏する「地謡(じうてー)」で構成されます。
親の仇を討つ「敵討物」や、親子愛を描いた作品など約 60 作品が伝承されています。
昭和47年には国の重要無形文化財の指定、平成27年にはユネスコ世界無形文化遺産に登録されています。